一般歯科
虫歯治療
●できるだけ削らない抜かない治療
●メリット・デメリットをしっかり説明
●患者様が治療方法を理解し選択
虫歯は代表的な歯科疾患の一つです。ミュータンス菌という細菌が糖から酸を作り出すことで、歯の表面を溶かして起こります。
そして、虫歯が進行すると歯の中心部にある歯の神経の部分(歯髄)に感染を起こし(歯髄炎)、耐え難い歯の痛みを生じるようになります。
歯科治療の基本はミニマルインターベンション(MI:最小限の侵襲)です。できるだけ歯を削らない、神経を抜かない、歯を抜かないなど、患者さまの自然な歯をできるだけ残しながら保険診療で治療できるよう最大限の努力をしています。
しかし、残念ながら保険診療は機能面の回復を目的として設定されていますので、「見た目」や「美しさ」はカバーできないのが現状です。患者さまのご希望があれば、様々な治療法をご提案させて頂きます。お気軽にご相談ください。
つめ物・かぶせ物
つめ物やかぶせ物とは虫歯などを修復する際に、治療の部分が小さい時に「かぶせ物(クラウン)」という形で修復するときに使います。
残った歯の上に上からかぶせて修復すると思っていただければと思います。虫歯の治療などで歯を削った後に被せる人工の歯の事です。
大きな虫歯や根の治療をした後はつめ物(インレー、レジン修復)の治療ではなく、かぶせ物(クラウン)による治療が多くなります。
つめ物やかぶせ物の治療には、保険診療(銀歯、プラスチック治療)と自由診療(セラミック、ジルコニア、金歯等)がありますが、審美性、機能性、費用面と利点・欠点がありますので、詳しくは当院スタッフにぜひご相談ください。
差し歯
差し歯とは、歯の歯根は残っているが歯冠部分(歯の上部分)がほぼ存在していない時に使われます。
歯の根っこ部分に人工的に作られた土台を入れ、それを歯の歯冠の基礎とします。
そして、その上に金属やセラミック、プラスチックなどで作られた歯冠をかぶせて固定するのです。
差し歯のメリット:自分の歯根を使うことができる
差し歯のデメリット:歯根が残っていることが絶対条件となる為、差し歯で対応できる場合が限られている。
差し歯の種類
歯冠部分の素材を何にするかによって、費用・見た目・機能は大きく差が出てきます。
保険診療(プラスチック)
保険が適用されるのは金属製のかぶせ物です。表面にレジンと呼ばれるプラスチックを貼りつけ、白く見せています。
自由診療(セラミック)
金属の被せ物に、セラミックを焼きつけて白くみせるものです。インプラント治療でも使用されます。
全てがセラミック製のオールセラミッククラウンやジルコニアセラミッククラウン、メタルセラミッククラウン、ハイブリッドセラミッククラウンなど様々な種類があり、自由診療となりますが、審美性・機能性に優れています。
インプラントと差し歯の違い
差し歯は天然の歯根が残っており、そこに歯冠部を差し込む治療法です。
その上に金属やセラミックなどで出来た歯をかぶせます。
差し歯は歯根が残っていないとできません。歯を抜いてしまったり、歯がない場合は差し歯はできないということです。
一見、インプラントと混同されがちですが、インプラントは人工歯根を埋め込むのに対して、差し歯は元々あった歯根を土台として利用して上から歯をかぶせるということで全く異なります。