審美歯科
近年様々なメディアによる情報発信により、歯の治療、予防や健康にに対する関心が非常に高まってきています。
それに共ない治療の内容、特に歯科技工製品の種類や特徴に関してのお問い合わせが増えてきています。
・笑った時に銀歯が見える
・歯並びが気になる(歯の大きさが不揃い)
・前歯の着色や変色が気になる(歯を白くしたい)
・笑うと歯茎が見えすぎる
・笑うと歯茎が黒く見える
・昔入れた被せ物の歯茎との境目が黒い
・前歯のすきっ歯をなくしたい
・歯茎が痩せてきた(歯肉ラインが上がって根が見える)
・美しい歯にしたい
この様な悩みは最新の歯科技術ですべて解決できます。
多くの患者様から頂く質問を整理した結果、つぎの3つの質問が多い事がわかりました。
メタルフリーについて
お口の中の被せ物に「金属」を使わない白く綺麗な歯に統一していく傾向にあります。
生体親和性
近年金属を使用しない白い歯、オールセラミックス、ジルコニアなので作製した製品が金属アレルギーの患者様に特に有効と世界的にも評価が高くなっています。
審美性
見た目が白く綺麗で残存歯のように透過し虫歯治療の後がほぼわかりません。
そこで今回、私達は患者様が歯科医院で治療し、差し歯を入れる時の不安を少しでも解消し安心して治療できるように、白くて綺麗な歯のことを解りやすく順番に紹介させて頂きます。
オールセラミックスクラウン
最初に紹介させて頂くのは、オールセラミックスクラウンです。
オールセラミックスクラウンは歯の全面を削り、そこにセラミックで製作した人工の歯を合着し、比較的短期間で歯並びや歯の色、形などの審美的要素をトータルに修復・改善する方法です。
セラミックという美しくすばらしい材質の特性を十分に生かし、本来の天然歯同等かそれ以上の色調や形態を再現しますので、生体適合性に優れ、極めて審美的効果が高いと言えます。
グラフをご覧ください。
生体との適合性
見た目の自然さ
素材の強度
歯ぐきの黒ずみの出にくさ
噛み合わせた歯への優しさ
壊れにくさ
ほとんどの項目で非常に高く評価されていることがご理解いただけると思います.。また、変色・色落ちもありません。
治療前後での違い
被せ物とは解らないほど、自然で綺麗な歯に生まれ変わっています。
オールセラミックスのメリット
非常に見た目が良く、高い透明度により様々な症例で高い審美性を実現できる汚れ(プラーク)が付きにくく、口臭の原因にならない金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性が低く生体親和性に優れている以上のことがメリットとして上げられています。
オールセラミックスのデメリット
高度な技術を必要とするため、治療を行う歯科医と歯科技工士によっては耐久性や見栄えの美しさに大きな差が生じてしまうこともがあります。
オールセラミックスについてこれまで患者様から頂いた質問
Q
オールセラミックスの寿命は何年くらいですか?
A
毎日の歯磨きや、「ブラキシズム」と呼ばれる歯軋りの程度によって、寿命は変わってきますが、管理がよい方では10年以上問題なく使用されている方もいらっしゃいます。
ご自身での歯磨き・ブラッシングによる日常管理、歯科医院での3ヶ月~4ヶ月に1度の定期メインテナンスに通院いただければ、長い期間自然な状態での良好な維持が可能です。
Q
歯の色は何年たっても変わらないのですか?
A
オールセラミックスそのものが変色することはありません。しかし、定期メインテナンスに通わなかった場合、別の理由から変色が起こる可能性があります。
ひとつは被せ物の素材が唾液を吸収してしまうことによる変色です。
保険治療の場合、差し歯が唾液を吸収してしまう素材が多く、装着した歯の色が黄変する可能性があります。
そしてもう1つは、被せ物の表面にプラークが付着し、このプラークによる着色・変色です。
オールセラミックスの被せ物は唾液を一切吸収しませんので、素材そのものが黄色に変色することはありませんが、プラークの着色によって黄色に見える事があります。
プラークの着色による変色はクリーニングで綺麗に除去できますので、歯科医院での定期メインテナンスをご活用ください。
オールセラミックスクラウンは自費診療の被せ物の中でも最も天然歯に近い色調、生体適合性を持った治療法となります。これまでは被せ物の裏側に補強の為、金属を使用する方法が一般的に行われる治療でしたが、近年はメタルフリー、金属を使用せずジルコニア又は高強度ガラスセラミックスを使用する事により審美的、強度的に優れ長期に渡り患者様は豊かなライフスタイルを送ることが出来ます。
メタルセラミックスクラウン
患者様が選択されている自費診療の被せ物のうち、これまで長い年月、最も多くの方に利用していただいています。
内側の部分を金属で補強し透明感に優れたセラミックで制作される差し歯です。
強度的にも安心でき、変色の心配もありません。
グラフをご覧ください。
オールセラミックスと同じく、ほとんの項目で高い評価が得られています。
治療例
前歯の形と、変色してしまった色を気にされ来院された患者様の症例です。
4本の治療にメタルセラミックスを選択された結果、大変綺麗な状態に改善されていますね。
メタルセラミックスのメリット
メタルセラミックスは全てがセラミック素材と違って、歯を作る土台に金属を使うので大変丈夫で長持ちする。
多少見た目の透明感等は劣りますが、奥歯やブリッジの部分には、強度のあるメタルセラミックが適している。
汚れが付きにくく、変色や口臭の原因にならない。
等のことがメリットとして上げられています。
メタルセラミックスのデメリット
内側に金属を使用しているので強度的には安心ですが、生体適合性や色調がオールセラミクスに比べてやや劣る。
等があげられます。
メタルセラミックスについてこれまで患者様からいただいた質問
Q
メタルセラミックスの寿命は何年くらいですか?
A
オールセラミックス同様、毎日の歯磨きや、「ブラキシズム」と呼ばれる歯軋りの程度によって、寿命は変わってきますが、管理がよい方では10年以上問題なく使用されている方もいらっしゃいます。ご自身での歯磨き・ブラッシングによる日常管理、3ヶ月から4ヶ月に1度の定期メインテナンスに通院いただければ、10年以上の長い期間自然な状態での良好な維持が可能です。
Q
毎日の歯磨きのやり方や歯科医院への定期通院の頻度などはどのくらいになりますか?
A
毎日の歯磨きは歯科医院にて歯科衛生士から教わったブラッシング方法により行ってください。
お口の中の状態にもよりますが、概ね3ヶ月から4ヶ月に1度の定期メインテナンスに通院いただければ、長い期間自然な状態での良好な維持が可能となります。また、このときにかみ合わせの変化等について確認させていただきます。
メタルセラミックスクラウンの優れている点は、金属を使用するので丈夫で強度があり、割れにくく長持ちである。内部を強固な金属で補強するのでブリッジや連結冠などに用いることができます。素材がセラミックですので、汚れが付きにくく、変色や口臭の原因になりません。
ハイブリッドセラミックスクラウン
ハイブリッドセラミックスクラウンとは、セラミック(陶器)とレジン(プラスチック)を混ぜた材料で作られたクラウン(差し歯)です。やわらかく、周囲の歯にダメージを与えにくいという特徴を持っています。
グラフをご覧ください。
ほとんどの項目で非常に高く評価されていることがご理解いただけると思います。硬すぎないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めることがなく、装着後に壊れにくいのが大きな特徴です。この2つの項目に関しては、オールセラミックス、メタルセラミックスよりも高い評価が得られています。
治療例
6本の治療に、ハイブリッドセラミックスクラウンを選択された患者様の症例です。
大変綺麗な状態に改善されていますね。
ハイブリッドセラミックスのメリット
色が天然の歯に似ているので見た目が良い。
硬すぎないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めることがない。
金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性がない。
等が挙げられます。
ハイブリッドセラミックスのデメリット
色調がオールセラミックス、メタルセラミックスと比べると透明感がわずかに劣る。
また、わずかに唾液を吸収する事がありますので時間が経つと変色する。
等が挙げられます。
ハイブリッドセラミックスについて、これまで患者様からいただいた質問
Q
ハイブリッドセラミックスの寿命は何年くらいですか?
A
ハイブリッドセラミックスは、十数年前に開発された比較的新しい材質で長期的予後については、まだはっきりとは分かっていません。しかし硬すぎないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めることがありません。日常的なブラッシングや歯科医院での3ヶ月から4ヶ月に1回の定期メインテナンスにより、個人差はありますが、保険の被せ物よりかなり長持ちし安心できる材質といえます。
Q
保険の被せ物と比べてどのようなメリットがあるのですか?
A
ハイブリッドセラミックスは色が歯に似ているので見た目が良い。口臭が出にくいなどのメリットがあります。
硬すぎないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めることがなく保険のプラスチックの差し歯と比べると壊れにくい被せ物です。また、見た目の自然さが特徴です。
Q
ハイブリッドセラミックスのセラミックスと比べた劣る点はなんですか?
A
色調と変色の面で少しに劣るといえます。唾液を一切吸収しないセラミックスは何年経っても変色はしませんが、ハイブリッドセラミックスは、ほんの少し唾液を吸収し、変色することがあります。保険の被せ物とセラミックの中間というよりは、どちらかというとセラミックに近い性質となっています。
ハイブリッドセラミックスは・色が天然の歯に似ているので見た目が良い。
硬すぎないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めることがない。
金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性がない。とてもカラダに優しい被せ物です。
ラミネートベニア
ラミネートベニアとは、歯の表面を少し削ってそこに薄いセラミックのシェルを貼り付ける治療法です。
歯を半永久的に白くしたい場合や、歯の形を変えたい場合などに用いられます。
グラフをご覧ください。
ほとんどの項目で非常に高く評価されていることがご理解いただけると思います。
治療例
6本も前歯の表面を、わずかに削り、ラミネートベニヤを装着された患者様の症例です。
歯並びも整い、白くて綺麗な状態に審美的に改善されていますね。
ラミネートベニヤのメリット
ラミネートベニヤのメリットは、歯の色の後戻りがない。
歯を削る量が比較的少ないため負担が少ない。
審美的に優れている。
等が挙げられます。
ラミネートベニヤのデメリット
ラミネートベニヤのデメリットとしては削る量が少ないとはいえ、健康な歯を削る必要がある。
セラミックのシェルは薄く割れやすいので、強い力のかかる部位には使用できない。
ラミネートベニアが使用できるのは、多くの場合上の前歯だけです。
等が挙げられます。
ラミネートベニヤについて、これまで患者様からいただいた質問
Q
ラミネートベニヤの寿命は何年くらいですか?
A
患者様により個人差はあります。一般的には噛み合わせの状態や、歯ぎしりなどにより異なりますが、ご自身での歯磨き・ブラッシングによる日常管理、3ヶ月から4ヶ月に1度の定期メインテナンスに通院いただければ、長い期間自然な状態での良好な維持が可能です。
Q
ラミネートベニヤは変色しますか?
A
セラミックで出来ていますので。唾液を吸収しないため、歯の色の後戻りがありません。
ラミネートベニヤは、短期間で思い通りの白さにすることが出来るのでモデルや芸能人の間では人気の治療法です。健康な歯を削ってしまう方法なので、適用に関しては十分に担当の歯科医師と話し合って決める必要があります。
コア
コアというのは、被せ物を支える歯の土台のことを指します。
細菌に感染してしまった歯質や神経を徹底的に除去し、歯の根の病気(根尖病変)を治療・予防するために根管治療を行います。
そして、その取り除いたところに補強のため、新しくコアを装着していきます。
歯の土台には、主にファイバーコア、レジンコア、ゴールドコア、メタルコアがあります。
その中でも生体親和性が優れている、ファイバーコアの紹介します。
グラフをご覧ください。
ほとんどの項目で非常に高く評価されていることがご理解いただけると思います。
ファイバーコアのメリット
ファイバーコアのメリットは、歯に似たしなやかさがあるため、根を壊しにくく、特に、歯質の大部分を失った歯に最適な土台です。
根を壊しにくいということは、コアを装着する歯根に非常に優しいということです。コアの素材固い場合、物を噛む時の力や、外部からの衝撃により、歯根が割れてしまうことがあります。
硬さや弾性が歯とほぼ同じため、歯が割れるリスクが低く、強度があり耐久性があります。また、金属アレルギーの心配がありません。
光の透過性があり歯に似た白さのため、自然で透明感のある美しい歯を再現できます。
ファイバーコアのデメリット
メタルコアのデメリットは硬すぎるため、金属のくさび効果により歯が割れてしまうことがある。
オールセラミッククラウンをかぶせる場合には、中の金属の色が透けてしまうことがあるので向かない場合がある。
金属アレルギーの原因となることがある。
等のデメリットを持っています。
ファイバーコアについて、これまで患者様からいただいた質問
Q
コアを選ぶ場合ファイバーコアを選択した方が良いのですか?
A
ファイバーコアは硬さや弾性が歯とほぼ同じため、歯が割れるリスクが低く、強度があり耐久性があります。
光の透過性があり歯に似た白さのため、自然で透明感のある美しい歯を再現できます。
Q
被せ物がオールセラミックスの場合はファイバーコアを選択した方が良いのですか?
A
光の透過性があり歯に似た白さのため、、オールセラミッククラウンとの組み合わせで審美性がとても高くなります。
コアが金属だと光が遮断されてしまいます。
光の透過性があり歯に似た白さのため、自然で透明感のある美しい歯を再現できます。
ファイバーコアは、歯に似たしなやかさがあるため、根を壊しにくく、特に、歯質の大部分を失った歯に最適な土台です。
セラミックインレー
セラミックインレーは金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こることがありません。見た目が良く、ほとんど変色しません。
グラフをご覧ください。
ほとんどの項目で非常に高く評価されていることがご理解いただけると思います。
治療例
銀色の詰め物や被せものから、セラミックインレーとセラミッククラウンに変更された患者様の症例です。
治療をしている歯とはわかないくらい自然で、綺麗な状態に改善されていますね。
セラミックインレーは、金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性がありません。
また、見た目が良く、唾液の吸収がなく、口臭の原因にもなりません。
セラミックインレーについて、これまで患者様からいただいた質問
Q
セラミックインレーの寿命は何年くらいですか?
A
ご自身での歯磨き・ブラッシングによる日常管理、3ヶ月から4ヶ月に1度の定期メインテナンスに通院いただければ、10年以上の長い期間自然な状態での良好な維持が可能です。
セラミックインレーは、詰め物と分からないくらい自然な状態に再現できるところが最も優れているところです。そして、唾液を吸収がないため、変色と口臭の原因になりません。
ハイブリッドインレー
ハイブリッドインレーは、セラミックの粒子とレジンを混ぜたもので作られた詰め物です。セラミックインレーよりもやわらかく、周囲の歯にダメージを与えにくいというメリットがあります。また、見た目のよさも特徴です。
グラフをご覧ください。
ほとんどの項目で非常に高く評価されていることがご理解いただけると思います。
治療例
こちらの患者様は金属アレルギーの治療のため、ハイブリッドインレーとハイブリットセラミックスに変更されました。
金属アレルギーの症状も治まり、見た目的にも大変自然で、綺麗な状態に改善されていますね。
ハイブリッドインレーのメリット
ハイブリッドインレーは、見た目が良い。
金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性がない。
硬すぎないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めにくい。
等のメリットがあります。
ハイブリッドインレーのデメリット
ハイブリッドインレーのデメリットとしては、すり減りやすい。・時間が経つと多少変色する。
というデメリットがあります。
セラミックインレーについて、これまで患者様からいただいた質問
Q
トインレーの寿命は何年くらいですか?
A
毎日のブラッシングやメンテンスの程度により個人差はありますが、10年以上使用されている方も数多くいらっしゃいます。
Q
ハイブリッドインレーとセラミックインレーの違いはどのようなところですか?
A
ハイブリッドインレーは硬すぎないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めにくいという点が違いとして上げられます。
ハイブリッドインレーは金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性がありません。また、硬すぎないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めにくく、審美的にも優れています。
ゴールドクラウン・インレー
ハイブリッドインレーは、セラミックの粒子とレジンを混ぜたもので作られた詰め物です。セラミックインレーよりもやわらかく、周囲の歯にダメージを与えにくいというメリットがあります。また、見た目のよさも特徴です。
グラフをご覧ください。
ほとんどの項目で非常に高く評価されていることがご理解いただけると思います。
ゴールドクラウン、ゴールドインレーのメリット
ゴールドクラウン、ゴールドインレーのメリットは、金属なので強度が強く、ほとんどの部位に使用できる。
最も適合が良く、二次的な虫歯になりにくい。
金属の溶け出しによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性が低くなる。
等のメリットを持っています。
ゴールドクラウン、ゴールドインレーのデメリット
ゴールドクラウン、ゴールドインレーのデメリットは、金属なので見た目が良くない点が上げられます。
ゴールドクラウン、ゴールドインレーについて、これまで患者様からいただいた質問
Q
金属アレルギーは他の金属と同じようにあらわれるのですか?
A
貴金属は錆びにくいという特徴があり、金属を使用した場合のリスク。経年変化による金属の溶け出しによって引き起こされる歯と歯茎が黒っぽく変色するというリスクや、金属アレルギーのリスクが回避されます。ただし、まれにアレルギーが出る方もいらっしゃいますので、歯科医師と良くご相談ください。
また、強度が強く、ほとんどの部位に使用できる。最も適合が良く、二次的な虫歯になりにくい。という特徴も併せ持っています。
ホワイトニング
これからご紹介するのは、お顔の表情を今まで以上に明るくしてしまう効果が瞬時に臨めるホワイトニング法です。
これまで紹介してきました被せモノの技術とは異なり、歯を削ったりすることなく天然歯そのものを今ままで以上に白く改善させる治療法です。
治療法にはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングという2つの方法があります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、ご自宅で患者さん自身がマウスピースの中に薬液を入れ、毎日数十分~数時間装着する方法です。
マウスピースは歯科医院で製作しますが、市販のホームホワイトニング剤の中にはマウスピースが備え付けられているものもあります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院でホワイトニングを行なう方法です。
高濃度の薬液を使用し、さらにレーザーなどを当てて薬剤の効果を高めるため、短期間で歯を白く出来ますが、一度で希望の白さにならない場合には数回通院する必要があります。
ホームホワイトニング、オフィスホワイトニングのメリットデメリット
ホームホワイトニング、オフィスホワイトニングは即効性、色の戻り、手軽さそれぞれに特徴があります。ホームホワイトニングは時間と手間がかかるというデメリットがありますが、自分の思い通りの白さになるまで続けることができる、後戻りしにくい、比較的安いなど様々なメリットがあります。
オフィスホワイトニングは全部歯科医院任せなので気軽だというメリットがありますが、効果に個人差があるため、思い通りの白さにするためには結局何回も歯科医院に通わなければならず、逆に時間がかかってしまうといったことがよくある上、色の後戻りもしやすくなります。
ちなみに、アメリカでは9割以上の人がホームホワイトニングを希望しますが、日本ではオフィスホワイトニングを希望する人のほうが多いというのが現状です。患者様の食生活にも左右されますので、個人差はありますが、白さを保つためには、定期的なホワイトニングをお勧めしています。
ホワイトニングについて、これまで患者様からいただいた質問
Q
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングはどちらが効果があるのでしょうか?
A
短期間で歯を白くしたい、専門家に任せたいというご要望の方には歯科医院でのオフィスホワイトニングがお勧めです。自分のペースで手軽に行って行きたい方には毎日ご自宅でご都合の良い時間に簡単にできるホームホワイトニングがお勧めです。
Q
綺麗に白くした後、色の戻りがは起こるのでしょうか?
A
歯科医院でのオフィスホワイトニングは、その日から効果を実感できるという即効性がメリットです。ご自宅で行う、ホームホワイトニングは、白さを実感するまで2週間以上の期間を要しますが、オフィスホワイトニングより白さを長く持続します。
また、両方を併用する手法は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのメリットを兼ねそなえた最も短期間に白くなり最も長く白さを持続させる効果があり、色が比較的後戻りしにくいという結果が出ています。
Q
ホワイトニングに伴う痛みはあるのでしょうか?
A
ホワイトニングの技法により、異なりますがほとんどの方は痛みを感じる事はありません。しかし、まれに知覚過敏の方で痛みを伴う方もおられます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、2つの方法を組み合わせた手法・デュアルホワイトニングという方法がそれぞれの長所を取り入れることのできる理想的なホワイトニングです。短期間で白い歯になる上、効果も長持ちするので、しっかりと歯を白くしたい人にはデュアルホワイトニングがおすすめです。
インプラント治療
インプラント治療とは、虫歯や歯周病、不慮の事故などで歯を失ってしまった方に対し歯を補う治療の一つです。失った歯の部分にチタン製の人工歯根を埋めて、歯本来の機能や見た目を取り戻す治療方法のことをいいます。
失った歯を補う治療方法としてはインプラント以外に「ブリッジ」「入れ歯」という方法があります。噛み心地、見た目の自然さ、他の歯への負担の掛け方、自然な口元など、ほとんどの項目で高い評価が得られています。
インプラント治療の最も優れている点は、噛む力を分散させこれまでにあった歯と同じような役割を果たします。またブリッジや入れ歯は、健康な歯を傷つけてしまう可能性がありますがインプラントは他の歯に負担をかけずに治療ができます。
インプラント治療のメリット
インプラント治療のメリットは、取り外し式の入れ歯と比べ、天然歯と同じようにしかっりとモノを噛めるためおいしく物を食べられ、お口の中がスッキリしています。
インプラント治療のデメリット
インプラント治療のデメリットとしては、患者様のアゴの骨の状態により、インプラント治療に適さない場合がございますので良く歯科医師に相談しながら、治療を進めてください。
インプラントについてこれまで患者様からいただいた質問
Q
インプラントの寿命は何年くらいでしょうか?
A
現在のチタン製のインプラントが歯科で採用されてから、約40年以上の歴史があります。一番最初にインプラント治療をおこなった患者さんは、40年以上もった実績があります。よってインプラントは、10年以上問題なく使用されている患者様も多くいらっしゃいます。しかし、お口の中の状態が時の経過と共に変化いたしますので歯科医院での定期メインテナンスを受ける事をお勧めします。
Q
インプラントの手術や手術後の痛みはありますか?
A
インプラントの手術は麻酔をかけて行いますので、術中、術後の痛みはほとんどありません。術後少し腫れる事がありますが、その場合はお薬をお飲み頂きますので通常は2~3日でおさまります。
Q
インプラントをした当日、仕事をすることはできますか?
A
インプラント治療、本数によりますが目安として1~2本のケースでは、仕事をすることも充分可能です。遠方からいらした患者様でも入院の必要はございません。但し、インプラント本数の多い患者様や骨の移植など外科治療の内容によっては、安静を保って頂いた方がよろしいでしょう。
Q
どれくらいの治療期間が必要ですか?
A
骨とチタンがしっかり結合する時間が必要になります。この期間は骨の密度とほぼ比例し、下顎で3ヶ月以上、上顎で6ヶ月以上かかると言われています。
また、歯周病などがあるとインプラント手術ができないため、インプラント以外に歯周病治療の期間を考える必要があります。口の中の状態は人それぞれ異なりますので、場合よっては骨移植手術なども伴い、すべてが同じ流れの中で考えることができません。
したがって前後の治療なども含めて考えるとインプラントの治療期間は最低でも6ヶ月から12ヶ月ということになります。
Q
手術当日は食事をすることは可能でしょうか?
A
食事をすることは可能ですが、以下のことをお守りください。
麻酔が切れるまで食事を避けてください。(唇を噛んでしまうことがあります)
アルコールや刺激物を避け、やわらかめの食事にしてください。
手術部位と反対側で噛むようにしてください。
Q
治療後の、歯磨きやメンテナンスはどのようにすれば良いのですか?
A
インプラント治療後の管理としては、念入りな歯磨き、歯科医院での定期メインテナンスが必要不可欠です。定期メインテナンスでは、インプラントの周囲に炎症は起きてないか、被せ物がゆるくなってないか、噛み合わせは問題ないかをチェックします。
この定期メインテナンスをしっかり行わないと、せっかく高価なインプラント治療が無駄になってしまう可能性が高くなります。必ず定期メインテナンス通いましょう。
インプラントは歯を失ってしまった方に対し歯を補う治療法の中では最も自然歯に近く、第2の永久歯として年齢を問わず広く一般的に普及しています。
インプラントは半永久的に機能すると言われていますが、それはしっかりと定期メインテナンスを行っていた場合です。しっかりとした毎日の歯磨き、歯科医院での定期メインテナンスに通院されることで、長年に渡り、しっかりとした歯で噛めるようになり、お食事を楽しんでいただいたり、審美的に綺麗なお口元になったりと、きっと幸せなお気持ちになっていただけるはずです。
ブリッジや入れ歯、他院で行ったインプラントでお悩みの方はお気軽にスタッフまでご相談いただければと思います。