インプラント治療とは
歯が無いところの顎の骨にインプラントを埋入し、人口の歯を取り付ける治療方法です。
インプラントは顎の骨に結合するので、しっかりと噛むことができます。残っている歯に負担をかけずに治療できることも、インプラント治療の利点です。
顎の骨には神経や血管がある
顎の骨には多くの神経や血管が通っていて、複雑な構造をしています。
手術時にそれらを傷つけないよう、位置を詳細に把握することが大切です。
安心・安全に治療をすすめるために
治療フローの比較
一般歯科医院 | 当院 | |
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概念図 | ||
手術 方法 |
残された歯や粘膜の位置から推測してフリーハンドでドリルする | 3次元CT画像にインプラントの埋入位置をシミュレーションして作製したサージカルガイドを使用してドリルする |
安全性 | 位置決めが難しく、医療事故や埋入位置の不具合が生じることがある | 骨や神経の正確な位置情報に基づきガイドが設計されているため、安全性が高い |
治療の準備
CT撮影
コンピューターシミュレーション
サージカルガイド
1.CT撮影
CT画像を用いると、360°あらゆる角度から骨を調べることができます。あらゆる方向から骨を見ることで、骨の幅・高さ・形だけでなく神経や血管の走行なども詳細にわかります。リスクを最小限にし、確実な治療を行うためには、CT撮影がとても有効です。
CT撮影は、 「CT撮影用テンプレート」を噛んだ状態で行います。CT撮影で得た骨の情報と、お口の中を型採りして作った模型の歯の情報を合成するためです。
CT撮影用テンプレートは、診査診断と手術の正確さを向上させるための、とても大切な物です。
2.コンピューターシミュレーション
CT画像をシミュレーションソフトに取り込んで、骨の状態を診断しながら、インプラントのサイズや位置、角度、深さなどを細かく決めていきます。
3.サージカルガイド作製
サージカルガイドは、手術時に口の中に装着する医療器具です。シミュレーションした通りの位置にインプラントを埋入するための定規のようなもので、手術の正確さが格段に向上します。同時に、患者さんの身体への負担を大幅に軽減することができます。
インプラント治療の精度と安全性を飛躍させるサージカルガイデットサージェリー
サージカルガイドとは?
インプラント治療とは、専用のドリルを使用し顎骨に直径約3~5mm、深さ約8~12mm程度の穴をあけ行う処置ですが、その際ドリルの位置や深度、角度などを正確に導き、またドリルのぶれなどのテクニックエラーが起きにくいように保持するための器具が「サージカルガイド」です。
このサージカルガイドの使用によって、インプラント治療の最大のリスクであるドリリングの不具合を最小限に抑えることができます。
当クリニックでは、インプラント治療において、より安全で正確な治療を行うことを最優先に考え、世界初の革新的国産技術搭載のインプラント3D解析シミュレーションソフトを導入し、綿密な治療計画の立案を行っています。
また、そのデータをもとに、コンピューター管理のもと精密に作製されるサージカルガイドを使用し、治療計画に基づいた安全・正確かつ外科的侵襲のより少ないインプラント治療を行っております。サージカルガイドは、インプラント手術の安全性向上、手術時間短縮、身体的及び精神的負担軽減に貢献します。
当院のサージカルガイドは医療機器として届け出をしています
歯科用インプラント手術器具「サージカルガイド Bone Navi」
製造販売届出番号:27B1X00122000015
サージカルガイドは一般工業界の精密機械を用いて3Dプリンティングされた最新式の製作方法を採用しています。
積層造形法とは?
製品の3次元CADデータをスライスし、薄板を重ね合わせたようなものを製造の元データとして作成し、それに粉体、樹脂、鋼板、紙などの材料を積層して作成します。意匠性が高いデザインの試作品の製造も可能であることが特徴です。
手術
サージカルガイドを装着して、インプラントを埋入する手術を行います。
新しい歯のセット
インプラントが顎の骨に結合したら、新しい歯をセットします。
インプラント手術を安心して受けていただけるように、しっかりと診査診断を行い、治療計画をお話しします。
ご不明な点はなんでもお尋ねください。